P06-07 袋井の人 HOTなラテアートで「ココロ」も「まち」もほっと一息 カフェダイニング・オーナー ラテアーティスト 竹原 興紀さん(川井西)  カフェラテやカプチーノなどの飲み物の上に、絵や模様を描くユニークな芸術「ラテアート」。市内川井のカフェダイニング「IZACAFE Coo-kai」で、ラテアートを提供しているのが、竹原興紀さん(36歳)です。 人が集まり、楽しめる空間づくりを目指して  竹原さんは、23歳のころから東京で飲食業の修行を重ねた後、2003年5月に市内に現在のお店をオープンしました。 「大学時代から、飲食業などを通じて人が集まったり楽しめる空間を、袋井市内に作りたいと考えていました。  今のお店は、もともとダイニングバーのような雰囲気から始まったのですが、お酒を飲まれない方にも楽しんでいただけるようにと、コーヒーなどのカフェメニューを増やしていったのがラテアートを取り入れたきっかけです」  インターネットで公開されている写真や動画を参考に、独学でラテアートを学んでいったという竹原さん。  ハートなど簡単な模様を描くところから何度も試行錯誤をくり返し、現在はお客様のリクエストにも応じられるにようなってきたといいます。 ラテアート教室などを通じて 喜びや楽しみが広がれば  実際にラテアートを体験したことがない人がまだまだ多いということで、お店でラテアートを提供するだけではなく、教室を開講したりイベントで出張ラテアートを行ったりするなど一般への普及にも取り組んでいます。 「お店でラテアートを提供したとき、皆さん、とても喜んでくれるんです。この喜びや楽しさを、自宅などでも感じていただければと思っています。  教室では、100円ショップで手に入るような道具でラテアートを描いていただいていますが、意外と上手に描けることに驚かれる方が多いですね」  最近では、インターネットのSNS(※)を通じて簡単に写真などを共有することができるため、お店や教室などでラテアートを体験した方が、気軽に情報発信してくれることも普及につながっているそうです。 お店の中だけではなく まち全体が元気になるように 「ラテアートは自分が目指す空間づくりのアイデアの1つですが、お店の中だけではなく、袋井全体が『人が集まり楽しめる』空間となるように、地域の中で何かしらの力になることができるようになりたいですね」  今後は、野菜ソムリエの資格を活かして市内の農業者の方ともつながっていけたらと、さらなる展望を話してくれました。 (※)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)…社会的なネットワークをインターネット上で構築するサービスのこと。 袋井で活動中 グループ紹介 沙羅の会 ちりめんで色々な作品を作りましょう♪  私たちの会では、古布ちりめんで小物やつるし飾りなどを作っています。現在12人の会員が、毎年秋に開催される公民館まつりでの作品展示に向け、つるしびなや干支の置き物などを、それぞれのペースで制作しています。おしゃべりも楽しみのひとつです。  現在、新たに会員を募集しています。見学もできますので、興味をお持ちの方は、是非、ご連絡ください。 活動日時 毎月第4木曜日 午後1時〜4時 活動場所 袋井西公民館 会費 2,600円/月(材料費含む) 問講師 山川壽代さん(大通) TEL42-2590 市民×原田市長 THE 対談 今回は、「協働のまちづくり」をテーマに、市内の市民活動団体の皆さんと市長が対談しました。 「みんなで進めよう、協働のまちづくり!」 活動内容と大切にしていることは? 市長:皆さんの携わっている活動を教えてください。 山下:民間の立場で、防災の啓発活動や災害支援活動を行っています。 藤津:外国人の就学支援や市民への生涯学習普及など、教育に関する活動をしています。 吉岡:自治会内を流れる河川の清掃や草刈りを若い世代で行い、菜の花による景観作りにも取り組んでいます。 内山:地域への社会貢献が目的の団体に所属しています。代表を務める委員会では、青少年の育成を地域一体となって進めていきます。 白畑:障害児の余暇活動支援に取り組んでいます。いろいろな活動を通じて、子どもの得意なこと、良いところを伸ばしていけるよう心掛けています。 市長:活動の中で、どんなことを大切にしていますか? 山下:防災の備えは、市民にお願いすることが多いのですが、同時に知恵を借り、お互いに協力して進めるという姿勢を心掛けています。 内山:社会貢献のこころざしや活動実績はありますが、周囲にはうまく伝わっていない部分があるようです。情報発信の大切さを感じています。 白畑:子どもたちが本当にやりたいこと、みんなが楽しめることを、保護者や協力者と話し合いながら探すようにしています。 市民活動を広げてまちづくりに活かすには? 市長:皆さんの活動で、袋井がどんな街になるといいと思いますか?また、そのために必要なことはなんですか? 山下:地震の災害対応は広域で考える必要があります。近隣市町と連携した防災対策を目指したいです。 藤津:市民団体同士の交流を広げることで、個人のコミュニティも広がっていくとうれしいですね。 吉岡:市民団体と行政の双方が、要求し合うのではなく応援し合い、地域の発展につなげられたらと思います。 内山:地域一体となって子どもを育てることで、地域に貢献できる人材を育て、地域コミュニティをさらに活発にしたいです。 白畑:市民団体の活動が継続できるよう、いつでも相談できる体制があるといいですね。活動の情報発信の場や、支援情報を探すことも、団体同士や行政と協力できればと思います。 市長:皆さんと行政が互いにパートナーとして活動していくには、日ごろからの積極的な交流と、情報共有が大切ですね。共にがんばりましょう。 自分の目線で防災を考える手助けになれば 山下昭信さん NPO法人静岡県災害支援隊 事務局長 教室を交流の場として楽しんでもらえたら 藤津有香さん NPO法人国際教育文化交流会スタッフ 今回の経験を団体内に情報発信して活かしたい 内山智之さん (公社)袋井青年会議所 未来創造委員会委員長 活動に熱中する子どもの姿を見てもらいたい 白畑礼子さん ピチャカマジカ代表 一時の河川美化でなく、継続した活動で地域づくりへ 吉岡孝幸さん 本町倶楽部代表 まちづくりのパートナーとして日ごろから交流を 袋井市長 原田英之 問合せ/秘書広報課広報広聴係 TEL44-3404