P11 姉妹都市 塩尻見聞録 ●「平出遺跡公園」を紹介します  国史跡「平出遺跡」は、塩尻駅から南西約2kmの畑地帯に位置し、縄文から平安の各時代にかけての大規模な古代集落の跡で、その面積は15ヘクタールに及びます。  この遺跡は、江戸時代からすでに文献に登場しており、昭和22年に偶然掘り出された「緑釉水瓶」が発掘のきっかけとなり、これまで290軒の竪穴住居や高床式倉庫の跡が発見されたほか、土器や石器、鉄器などが多数出土しています。緑釉水瓶は、平安時代中期(10世紀)のもので、祭りや儀式に用いられたと推定されており、長野県宝に指定されています。  昨年4月には、平出遺跡の中心部分にあたる約5・6ヘクタールの区域を「平出遺跡公園」として整備し、5千年前の縄文時代中期の集落を復元した「縄文の村」のほか、「古墳時代の村」や「平安時代の村」があり、各時代の集落と景観を再現しています。  また、公園内には平出博物館のほか、ガイダンス棟も併設しており、火起こしや勾玉づくり、弓矢飛ばしなどの体験をすることができます。中山道ウオーキングや駅からのハイキングなどの休憩施設としても利用が可能です。  塩尻市では、まだまだ厳しい寒さが続きますが、暖かくなりましたら、平出遺跡公園にもぜひ1度、遊びにきてください。 問 平出博物館 TEL0263-52-1022 問 袋井市秘書広報課秘書係 TEL44-3103 塩尻市の情報詳細は、塩尻市ホームページ(http://www.city.shiojiri.nagano.jp/)をご覧いただくか、塩尻市観光課(TEL0263-52-0280)までお問い合わせください。 環境ナビ ●みんなでごみを減らそう!  市民1人1日あたりのごみの排出量は増加傾向にあり、「袋井市環境基本計画」で定めた目標の620kg以下に対して、平成23年度は646kgと目標を達成できていない状況です。  特に、ごみの約80%を占める燃やせるごみが増加しています。焼却する際の燃料やCO2を削減するため、ごみの減量を心掛けましょう。 ごみを減らすには  ごみを減らすには、ごみを出さないことが大切ですが、ちょっとした工夫でもごみの総量を減らすことができます。 ◇生ごみの水切りをしましょう  生ごみに含まれる水分量は約80%です。生ごみの水切りを行うことで、ごみの重量の5〜10%の水分を減らすことができ、ごみの焼却を効率良く行うことができるようになります。 ◇古紙のリサイクルを心掛けましょう  古紙(新聞、広告、雑誌、段ボール、雑紙など)は、資源として再生することができます。地域で行われる集団回収や市内に設置されている古紙回収ボックスを利用しましょう。 ◇廃食用油のリサイクルにご協力ください  使用済みてんぷら油などの廃食用油は、再生燃料であるバイオディーゼル燃料(BDF)となり、ごみ収集車などの燃料として利用されます。食用油のボトルやペットボトルなどに廃食用油を入れ、月2回の資源ごみ回収日に出してください。  詳しくは、市ホームページをご覧ください。 問 環境政策課環境衛生係 TEL44-3115 災害時の健康ガイド ●避難所での感染症予防対策  避難所のように多くの人が出入りし、密着するような場所では、被災による疲労と相まって、感染症が流行しやすくなります。感染症予防のため、次のような点に注意しましょう。 1 手洗い・うがいをしましょう  ウイルスは、人の手を介して感染が拡大するため、手指の衛生に気を付けることが重要な感染症予防対策となります。水がある場合は、流水で手洗い石けん液を使って手洗いしてから速乾性アルコール製剤で、水がない場合は、直接、速乾性アルコール製剤で手指を消毒しましょう。  避難所のように空気が乾燥しがちな場所では、うがいも感染症予防に有効です。外出から戻ったときや食事の前後に行いましょう。 2 せきエチケット  インフルエンザなどの呼吸器感染症は、せきやくしゃみによって菌やウイルスが飛散し、感染が拡大します。せきやくしゃみをするときは、ハンカチやティッシュで口元を覆うかマスクをしましょう。 3 環境を清潔に  避難所内の換気をこまめに行いましょう。また、ドアノブや水道の蛇口、照明のスイッチなど、多くの人の手が触れる箇所の消毒も重要です。  排泄物などの処理を行う場合は、処理後の床から浮遊した菌やウイルスを、口から取り込むことで感染が拡大する恐れがあるため、塩素系漂白剤を浸したペーパータオルなどで床のふき取り消毒を行いましょう。  避難所では、皆さんの協力が必要です。1人ひとりの気配りで、感染症を予防しましょう。 問 健康づくり政策課検診推進係 TEL42-7275 次回のテーマは「歯の衛生」