P13 姉妹都市 塩尻見聞録 ●塩尻の地酒を味わいませんか?  塩尻市は、源流のまち『水のふるさと』として、ふんだんに湧き出る良質の水を利用した清酒やワインの醸造業が昔から栄えてきました。  市内には現在、3つの蔵元があり、個性的な地酒を醸造しています。  美寿々酒造は、明治26年の創業以来、洗馬地区の裏山から湧き出る清らかな水の醸し出す伝統の酒造りを行っています。  同社の熊谷社長は、「小さな酒蔵ですが、心に残るうまい酒を造りたい」と語り、蔵元自ら杜氏(※)となり、まろやかで、どこか懐かしく絶妙なバランスで喉に広がる美酒を送り出しています。  笑亀酒造は、明治16年に塩尻町地区で創業し、米のこだわりと手づくりをモットーに、基本に忠実で手間を惜しまない巧みの技で、数々の賞を受賞しています。  丸永酒造場は、明治4年に広丘高出地区で創業以来、郷土の銘酒として地元消費型に徹し、地元の方に信頼される高品質な地酒を提供し続けています。  なお、奈良井宿で皆さんに愛され続けていた杉の森酒蔵は、今年10月をもって、惜しまれつつも廃業されました。  いずれの蔵元も、歴史の中で培われた伝統を守りつつ、郷土の味を伝え続けています。日本酒が最も似合う元旦に、おせち料理とともに塩尻の地酒を楽しんでみませんか。 ※「杜氏」とは、日本酒の醸造工程を行う職人集団で、蔵人の監督者かつ酒蔵の最高製造責任者のこと。 問 袋井市秘書広報課秘書係 TEL44-3103 塩尻市の情報詳細は、塩尻市ホームページ(http://www.city.shiojiri.nagano.jp/)をご覧いただくか、塩尻市観光課(TEL0263-52-0280)までお問い合わせください。 環境ナビ ●12月は地球温暖化防止月間です!  宇宙航空開発機構(JAXA)は、今年9月、北極の氷の面積が観測史上最少の349万平方kmを記録したと発表しました。これは、過去最少だった平成19年9月より、日本列島2つ分も氷の面積が減少したことになります。 新エネルギー機器で環境にもお財布にもやさしい生活を   北極の氷の面積減少の主な原因は、地球温暖化であるとされていますが、猛暑や寒波、干ばつなどによる今後の影響も心配されています。  遠い場所で起こっている話のような気がしますが、温暖化の原因である二酸化炭素などの温室効果ガスのほとんどは、日本を含む先進国から排出されています。また、家庭からの二酸化炭素の排出内訳を見てみると、家電とガソリンからの排出が大部分を占めています。  このため、発電時に二酸化炭素を排出しない太陽光発電などの新エネルギー機器を導入することは、温暖化に対して、とても効果的といえます。また、新エネルギー機器を導入することにより、ほとんどの家庭では光熱費が安くなります。  市では、太陽光発電や新エネルギー機器を導入された世帯に対し、奨励金の交付を行っています。また、初期費用や設置についての不安などにお答えする相談窓口も設けています。お気軽にお問い合わせください。 問 環境政策課環境企画係 TEL44-3135 災害時の健康ガイド ●災害が起こる前に…  子どもがいる家庭の防災グッズ  地震などの災害が発生した時に備えて用意しておく物品は、3日分が必要と言われています。特に、乳幼児がいる家庭での避難用品は、日ごろの準備が大切です。 「1次避難バッグ」の用意を  乳幼児がいる場合の避難用品は、膨大な量になりがちです。季節や成長に合わせて、すぐに持ち出せるものをまとめた「1次避難バッグ」と、3日目以降の避難所生活に必要となるものをまとめた避難バッグの2種類を用意しておきましょう。 どんなものを用意しておけばいいの?  乳幼児用の「1次避難バッグ」には、一般の避難物品以外に、紙おむつ・粉ミルク・着替え(いずれも最低3日分)・母子健康手帳・健康保険証・水・哺乳瓶・ベビーフード・離乳食用スプーン・お菓子・おしりふき・ガーゼやハンカチ・バスタオル・抱っこひもなどを用意しておきましょう。 準備と避難のポイント  「1次避難バッグ」は、1人につき1つ用意しましょう。乳幼児は成長が著しいため、おむつや衣類は早めのサイズ交換を、離乳食も月齢に合わせた交換を心掛けましょう。はぐれてしまった場合に備えて、氏名・生年月日・連絡先・アレルギー情報などを記入したパーソナルカードや家族写真も用意しておきましょう。  避難の際には、歩ける子どもでも抱っこでの避難が基本です。実際に子どもを抱っこした状態で「1次避難バッグ」を持って避難できるかの確認も行っておきましょう。 問 健康づくり政策課健康支援2係 TEL23-9222 次回のテーマは「感染症対策」